
妊娠中にFP3級を取りたい方。自分とお腹の中にいる赤ちゃんのことを考えると「合格できるかな?」と迷いますよね?
私は妊娠6ヶ月の時にFP3級本試験を受けました。つわりや眠気で勉強が順調に進んだわけではありません。
でも、つわりが落ち着いた後は受験にこぎつけたし、FP3級に合格もできました。やってみれば、案外なんとかなるものです。
この記事では、FP3級の受験体験談を妊婦目線で書きます。妊娠を機に資格を取りたいと考えている方でも「挑戦してみようかなぁ」と思えるでしょう。
ぜひ、最後まで読んでくださいね。
FP3級試験の概要と試験会場の様子まで詳しく書いた記事もあります。もっと詳しく受験体験談を知りたい方には、以下の記事をおすすめします。
【FP3級合格者が書く!】受験体験談|前日準備・試験当日・合格発表の様子
妊婦のFP3級試験対策は紆余曲折だった
まずは、試験前の話です。私の場合、FP3級の勉強を進めている途中で妊娠が発覚しました。
妊娠前は毎日コツコツと順調に勉強を続けていたのですが、つわりと眠気で勉強が進まなくなったのです。
調子が悪くて勉強が進まないと思ったら妊娠していた
FP3級の勉強を始めてから半年が経った頃。
「なんか気持ち悪い。今日は勉強無理かも」、「眠すぎるから今日は勉強やめとこう」と言ってしまう日が続きました。
勉強が進まないのです!

勉強に手が付かない日が2週間くらい続きました。
「まさか?」と思って妊娠検査薬を購入すると、陽性反応が出たではないか!すぐに産婦人科を受診したら、エコーに赤ちゃんが映っていました!!
勉強が進まない原因は妊娠だったのです。

「やった~!」と喜んだのも束の間、つわりで「気持ち悪い~。」とダウンすることもしばしば。
勉強できる日・できない日が交互にやって来て、FP3級の論点を「1つ覚えては1つ忘れる」を繰り返すようになりました。
迷ったけど受験を決意
FP3級本試験を受験するかやめようか。迷いに迷った挙げ句、受験を決意しました!
「覚えては忘れる」状態でしたが、FP3級の論点は一通り学習済みです。とりあえず試験を受けてみても良い状況なのに、
「気持ち悪い日ばかりで試験は受けられるの!?」
「コロナは落ち着くどころかますますひどくなるじゃん!どうしよう。」
と気持ちの迷いが生じました。それから甘えの気持ちも出てくるという。。。

しかし、「出産後は本当に受験できなくなるんじゃない!?」と考え直したのです。
「今まで学習してきたのに結局、受験できなかったなんて絶対にいやだ!」
そう考えて、金財(一般社団法人 金融財政事情研究会)に受験の申込をしました。
つわりが落ち着いてラストスパートをかけた
妊娠5ヶ月になると、つわりが落ち着いたのです!ラストスパートをかけました!!
この時期は試験1ヶ月前。机に長く座れるようになったので、過去問道場で問題演習しまくり。

学科と実技ともども、1日に2~3年分の過去問を解きました。
「忘れた分を取り戻すぞ!!」と言わんばかりの勢いで取り組んだ結果、「油断はできないけれども、合格点はいくかも」というレベルになりました。
「絶対、試験を受けに行くぞ!!」と本試験へのモチベーションも急上昇したのです。

いざ本番!妊娠6ヶ月の主婦、FP3級の試験会場へ行く!!
次に、試験当日の話です。1月試験だったので、雪が心配でしたが嘘みたいな快晴でした。
妊娠6ヶ月の私はお腹の中にいる息子と一緒に、清々しい気持ちで会場に向かいました。
自宅と産婦人科から試験会場が近くて安心
試験会場は自宅と産婦人科が近い場所にありました。
この時期はかなり体調が良かったのですが、妊娠中は万が一のトラブルもあります。産婦人科と試験会場が近いのは、妊婦さんにとってかなり安心です。
妊婦さんの場合、試験会場の側面から考えると金財で受験するのがおすすめです。

金財はFP協会よりも試験会場の数が多いです。地方に住んでいる方でも、自宅からより近い場所で受験できるでしょう。
家から少しでも近いところで受けられるなら、移動時間も短縮できます。妊婦さんの負担が軽くなりますね。
とにかくお腹が空くのでお菓子を持参
つわりが落ち着いたら今度はお腹が空きます。試験当日も会場に着いてからすぐにお腹がグ~。
「午前中の学科まで空腹に耐えられるだろうか?」といった感触でした。
そこで、試験官が会場に入ってきた直後にお昼に食べようとしていたチョコレートをドカ食い(笑)

FP3級の本試験は意外と体力を使います。妊娠中にお腹が空きやすい方は、お菓子や非常食を多めに持参して行くことをおすすめします。
試験中は胎動が気になった
FP3級本試験の2週間前。胎動を感じるようになりました!息子はお腹にいる時から、四六時中ポコポコ蹴りまくる。
現在は1歳になった息子。なかなかのやんちゃ坊主です。もちろん試験中も私のお腹の中でやんちゃ坊主っぷりを発揮。
回答を考えている時に下腹がポコポコ。電卓叩いている時も胃のあたりがポコポコ。
あまりのポコポコに「集中力が切れるから静かにしてくれ~!」と息子に訴える始末。
とりあえず、息子は応援してくれているんだと考えるようにして、ポコポコする度にお腹をなでておきました。

妊娠中でもFP3級に合格できた!
最後に、FP3級本試験終了後の話をします。
特に体調のトラブルもなく、無事に本試験を終えました。帰り道は充実した気持ちでいっぱいでした。
自己採点で合格していると判明!
帰宅後に自己採点。結果は、学科58点・実技47点!

FP3級の合格点は、学科:60点満点中36点・実技:50点満点中30点です。
合格点に達しているとがわかって、達成感でいっぱいでした。
妊娠が発覚してから、勉強できない日もありました。覚えたことを忘れまくったことも。
「そんな私でも合格できるんだ!」と感動しました。
後日、合格証書が届いた!
FP3級本試験から約1ヶ月半後。合格発表の日を迎えました。自己採点の結果が嘘じゃないことを信じて、パソコンに受験番号を入力したのです。

FPの合格発表では、パソコンかスマホで受験番号を入力すると合否が表示されます。
パソコンの画面には「合格」の文字!!
その後、1週間以内に合格証書が届きました!!!
「私、妊娠中でもFP3級に合格できたんだ!!!」と実感したのでした!!

まとめ
FP3級の勉強期間中に妊娠した私の受験体験談をお話しました。
妊娠初期のつわりや眠気で勉強できない期間が1番辛かったです。受験することさえ迷いましたが、本試験1ヶ月前につわりから開放されました。
ラストスパートをかけた後、本試験に挑んだところ無事に試験を終えて合格!
資格試験は、妊娠しているからといって受験をお断りされません。妊婦さんにも資格取得のチャンスはあるのです。
つわりが辛くて勉強ができなくても、ずっと続くわけではないです。体調がいい時期もきっとやってきます!!
(※体調に不安な方は産婦人科の先生と相談してみてくださいね。)
妊娠中に興味のある資格があれば、ためらわずに挑戦してみましょう!!