
2021年1月期FP3級試験合格に向けた記録「FP3級合格までの道」21回目
第1回目はこちら↓
「金融商品と税金」を勉強しました!
最初に参考書を開いてすぐに閉じたくなりました(T_T)
それは、ただでさえ、税法上の所得の区別が苦手なのに、債権、株式、投資信託の収益(利益)がそれぞれ所得の種類も違うからです。
もう覚えられない(/_;)
と思いましたが、なんとか克服できました。
どんなかんじで私が 債権、株式、投資信託 の税金の論点を克服できたか紹介します。
債券、株式、投資信託の税金はこうやって克服できた
参考書だけでは覚えられない時はいつもの通りにYoutubeチャンネル「お金の寺子屋」を視聴。
すると、意外とシンプルに覚えられることがわかりました。
「お金の寺子屋」さんで視聴した動画
債券、株式、投資信託のそれぞれの所得を覚える脳の容量がなーい(/_;)と嘆きたくなって、視聴したのはこちらの動画です↓
いつものことながら、動画を見る前と後では、自分の頭が全然違うみたいに理解できているんですよね(*´∀`*)本当に不思議なくらい問題も解けるようになります。
債券、株式、投資信託の税金は3つの所得を覚えればいいだけ
動画を見て気づいたのが、債券の分配金は利子は利子所得で、株式の配当は配当所得で、、、と個別でバラバラにして覚えようとするから覚えることがたくさんすぎて混乱するんだなぁということです!
債券、株式、投資信託の税金については、
全部まとめて1つにして覚えた方が頭に入るんだ!
ということがわかり、講義動画を視聴後、自分なりに整理してみました↓
公社債・ 公社債投資信託 | 株式・ 株式投資信託 | |
利子、配当金、分配金 | ①利子所得 | ②配当所得 |
売却損益、償還差損益 | ③譲与所得 | ③譲渡所得 |
トータルして見てみると所得の種類って、利子所得、配当所得、譲渡所得の3つだけ覚えればいいんですね!
違いがあるのは、
債券は利子が入ってくるから利子所得
株式は配当が入ってくるから配当所得
というだけで、その他の収益は譲渡所得で共通なんですよね!

それぞれの所得が総合課税か申告分離所得どちらに区別されるか
そして、それぞれの所得の課税方法についても何が総合課税で何が申告分離課税なのかわからず頭がパニックでした(*_*)
総合課税とは、対象となる所得を合算させて税額を出す方法。
申告分離課税はほかの所得と分離して申告することで課税される方法です。
所得によってどれが総合課税でどれが申告分離課税でというように違いはあるので、それを覚えるのが大変だ(;´Д`)と嘆いていました。
しかし、課税方法も意外と単純でした。こちらをご覧ください↓
課税方法 | |
利子所得 | 申告分離課税 |
配当所得 | 総合課税(OR申告分離課税) |
譲渡所得 | 申告分離課税 |
違いがあるのは配当所得が総合課税で上場株式の場合は総合課税か申告分離課税を選択できるというパターンくらいで、あとは利子所得も配当所得も申告分離課税なんですよね!
所得の区別について結論を言うと、
複雑に見えるものでも、まとめて整理してみたら、案外単純だったということですね(^_^;
それにしても、12分の動画を視聴するだけででこんなに脳に刻まれるなんて、お金の寺子屋さんの威力はすごいです!!
追加型株式投資信託の収益分配金も難しかった
追加型株式投資信託とは、いつでも購入可能な株式の投資信託のことです。
決算時に収益分配金が支払われた場合、その分配金は値上り分という普通分配金と元本分とい元本払戻金の2つに分けられるのです。
そして、問題集などでよく、収益分配金が○○円払われたとしたら、普通分配金と元本払戻金はそれぞれいくらになるか?という計算問題が出題されます。
この計算問題が最初は混乱しましたが、参考書を落ち着いて読んでみると、ある解き方を発見しました!
追加型株式投資信託の収益分配金は左→右→真ん中の順に四角を書けば解ける!
追加型株式投資信託の収益分配金の問題が出たら簡単解ける解き方とは・・・
左→右→真ん中の順に四角を書く!!
どういうことかを説明するために過去問を抜粋して、実際に私が書いた図の写真を載せます。
では、問題!
追加型株式投資信託を基準価格1万2,000円で1万口購入した後、最初の決算時に1万口当たり400円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価格が1万1,700円となった場合、その収益分配金のうち、普通分配金は(①)であり、元本払戻金(特別分配金)は(②)である。
(2019年1月試験の問題)
①と②の正答は①100円、②300円です。
数字ばかりでわけわからなくなりそうですが、落ち着いて数字を拾っていきましょう!どうしてこうなるのか解き方はこちら↓
まず左側に購入時の基準価格12,000円分の四角を書きます。

次に右側に分配落ち後の基準価格1万1,700円分の四角を書きます。

それから、真ん中に決算時の基準価格の四角を書きますが、収益分配金を支払ってから1万1,700円となるので、1万1,700円から400円分を足すような四角を書くイメージです。

決算時の基準価格は分配落ち後の金額1万1,700円から収益分配金400円を足せば、出てきますよね!

1万1,700円+400円=1万2,100円
となります。
そして、先ほどから赤い点線を引いてありますが、元本1万2,000円と同じ高さのところに引いてあります。
元本1万2,000円からはみ出している金額は
1万2,100円ー1万2,000円=100円
ですね!

普通分配金というのは値上り分といいまして、元本から収益があった分から支払っている分配金ですから、上の写真でいうと、元本からはみ出している部分のことをいうんですね。
そして、収益分配金400円のうち、100円が普通分配金ですから、残りの300円が元本払戻金となるわけです!
普通分配金と元本払戻金も課税の仕方が違う
普通分配金は配当所得
元本払戻金は非課税
といったように同じくお金が入ってくるにしても課税の仕方が違ってきます。
課税の仕方の違いも区別できませんでしたが、理屈で考えると理解できました。
普通分配金は元本から収益(配当)があった部分からの所得になりますので、配当所得!
元本払戻金は元々自分が購入した時に支払ったお金が戻ってきているだけですから、収益はなにもないため、非課税!
自分が払ったお金が戻ってきてるのに税金をとられるなんて残念すぎますからね(~_~;)
これで、追加型投資信託の収益分配金の計算は解けるようになりました!
計算問題ややこしいよ~(;_;)と泣いている方、ぜひ参考にしてください!!
まとめ
今回は参考書の文章を読むと複雑に感じる分野だったのですが、
・債券、株式、投資信託で覚える所得は3つだけ!
・追加型投資信託の収益分配金は3つの四角を書くだけ!
というように、複雑に見えるものでも、覚え方を変えれば解けるんだ!!という発見がありました(*゚∀゚*)
FP3級の勉強を始めて、一番わからないことがわかったという実感が湧いた日でした!だから勉強ってやめられない(笑´∀`)
今日はこれにて終了!次回は「ポートフォリオとデリバティブ取引」
なんかカタカナだらけですな(笑)
勉強開始から直前期までモンがやったFP3級の勉強方法をまとめています!
ぜひ参考にしてください!!
FPを勉強して投資信託を始めたくなった方はこちら↓
こちらの記事で詳しく紹介しております!
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