【FP2級実技】金財・生保顧客資産相談業務の勉強法を紹介します

FP3級を受験した時は実技試験を金財(金融事業財政研究会)・「保険顧客資産相談業務」を選んだので、FP2級も「生保顧客資産相談業務」を勉強することにしました。

勉強を始めたばかりの頃はFP3級よりもかなり難易度が上がったように感じましたが、勉強を続けるうちに7~8割は得点できるようになりました。

そこで、この記事では「FP2級の実技を金財・生保顧客資産相談業務を選択してみようかなぁ?」と検討中の方に向けて生保顧客資産相談業務の特徴と私が実践した勉強法について紹介します。

FP2級実技・金財生保顧客資産相談業務の特徴

FP2級の実技試験はFP協会と金財という2つ団体から出題される問題からどちらかを選択して受験します。

金財の実技は選択が必要で、個人資産相談業務・生保顧客資産相談業務・中小事業主資産相談業務(※)・損保顧客資産相談業務(※)の4つが選択肢です。

※中小事業主資産相談業務・損保顧客資産相談業務は年に1回しか受験できません。

参考URL:金財公式HP
ファイナンシャル・プランニング 技能検定 2級 | 一般社団法人 金融財政事情研究会 (kinzai.or.jp)

私は4つの選択肢の中から生保顧客資産相談業務を選択したわけですが、実際に勉強してみてわかった特徴を紹介します。

範囲は狭いけど覚える知識は深い

生保顧客資産相談業務は

①ライフプランニング

②リスクマネジメント(個人分野)

③リスクマネジメント(法人分野)

④タックスプランニング

⑤相続・事業承継

の中から出題されて、FP協会の実技試験や金財・個人資産相談業務と比べると範囲は狭いです。

勉強する分野が絞られているのは対策がしやすでしょう。

しかし、勉強する範囲が限られているからといって決して楽に受かるというわけではありません。

他の実技試験では出題されない深くてマニアックな知識が要求されるのです!

例えば、リスクマネジメントは個人契約と生命保険だけではなく、法人契約の生命保険についての知識も問われます。
その上、法人契約の生命保険の問題においては、実技試験では出題されない保険料の支払い時や保険金が入金した際の経理処理に関する問題が出題されます。

生保顧客資産相談業務は範囲が狭いわりに深い知識が必要になるので、学科を勉強する段階からリスクマネジメントを中心に「隅から隅まで覚えよう」という意識を持ちましょう

全問記述で解答しなければならない

金財の実技すべてにいえることですが、FP2級の生保顧客資産相談業務は全問記述で答えなければなりません。

FP3級ではマークシートで解答すればよかったので、当てずっぽうで正答するなんてこともありえます。

しかし、FP2級では全部正確に記述しなければ点数が獲れません。
正確に論点を理解して解答する必要があります。

計算問題は正確性が必要になる

さらに、計算問題では正確に計算しなければならず、記述した数字が1桁でも間違っていればかなりの失点に繋がります。

FP3級では計算問題で多少ミスしても、選択肢があったので途中で自分の計算ミスにも気づくこともできました。

実際、私がFP3級の生保顧客資産相談業務を受験した時の話ですが、相続税の計算問題でいくら計算しても選択肢のどの答えにたどり着きませんでした。

少し経ってから自分が計算のうっかりミスをしていたことに気づいて、やっと正しい選択肢を選ぶことができました。

FP2級の生保顧客資産相談業務だったら自分で計算した数字をそのまま書かなければならないので、途中で自分の計算ミスにも気づくことなく2問ほど間違う羽目になったと思うとヒヤヒヤしました。

計算問題は、問題文に記載されている計算方法をよく確認することや覚えるべき公式をしっかり頭に入れることをこころがけて落ちついて取りかかるようにしましょう。

FP2級実技・金財生保顧客資産相談業務の勉強法

FP2級の生保顧客資産相談業務の特徴を説明してきましたが、要するに私が生保顧客資産相談業務を勉強していて難しいと思ったことを書いているんですよね。

それだけ難しいと思っていた生保顧客資産相談業務をどのように克服していったのかについて書いていきます。

実際に使った参考書や実践した勉強法を時系列に説明しているので、生保顧客資産相談業務の勉強法を知りたい方はぜひ参考にしてください。

FP2級の学科を勉強して穴埋め問題&正誤問題の対策をする

穴埋め問題や正誤問題は基本的な知識が問われます。

対策としては、FP2級の学科を勉強すればほとんど解けます。

そのため、私は初めに学科対策をしっかりしてから実技対策に移ることにしました。

問題をたくさん解く

学科対策が終わったら、「みんなが欲しかったFP2級の問題集」に掲載されている実技の問題を解きました。

問題集の正答率は上がったものの、計算問題が1桁でも間違えないで正確に計算しなければならないし、まだまだ難しいと感じていました。

そして、みんほしの問題集では掲載されている実技問題が少なくて、他にいろいろなパターンで計算問題が出題されたら対応できる自信がないと感じたので、もっとたくさん問題を解きたいと考えました。

そこで、金財の「2級FP技能士生保・損保顧客資産相談業務精選問題集」を購入しました。

こちらの問題集は各分野で大問10題ほど掲載されていて、問題量としては十分です。

それから、生保顧客資産相談業務を解くに当たって必要最低限の論点が解説されているし、直近の過去問3回分ダウンロードサービスも付いているので、直前対策にはこれ1冊で十分だと感じました。

出題パターンをつかむ

金財の精選問題集を解いているうちに出題パターンが見えてきました。

生保顧客資産相談業務は問題を解いて、出題パターンをつかむと(特に計算問題において)覚えておくべき知識がわかるようになってきます。

同じパターンを繰り返し解いているうちに必要な知識が頭に入ってくるので、あれだけ難しいと感じていた計算問題も苦手意識がなくなりました。

参考までに私が見つけた分野の出題パターンを紹介します。

ライフプランニングの出題パターン

ライフプランニングの出題パターンは、「受給できる年金額の計算問題」です。

基本的には、老齢基礎年金と老齢厚生年金の年金額を問う問題が出題されます。

計算式は問題文に掲載されているのでそれに沿って計算すれば問題ないです。
老齢厚生年金の経過的加算額と加給年金額は条件によって加算するものですが、基本的に加算すれば正答できました。

うっかり間違えたのが、厚生年金被保険者が65歳までだったクライアントの問題が出題された時に老齢基礎年金の年金額を65歳までの加入期間で計算してしまいました。
老齢基礎年金は60歳までの加入期間で計算します。

たまに、遺族厚生年金の給付額を求める問題も出題されるみたいですが、こちらも計算式が問題文に掲載されているのでそんなに難しくはありません。

亡くなった家族の厚生年金被保険者期間が300月に満たない場合は

(問題文の指示で求められる厚生年金の年金額)×300月/加入月

と計算をします。

リスクマネジメント(個人)の出題パターン

リスクマネジメントの個人分野の出題パターンは必要保障額を求める問題です。

FP2級の必要保障額は1桁も間違えず記述せねばならないですが、FP3級と同じように問題文書かれたとおりに落ち着いて計算すれば間違えることも少ないのでそれほど難しくはないでしょう。

リスクマネジメント(法人)の出題パターン

リスクマネジメントの法人分野の出題パターンは

①退職所得に関する計算

②法人契約保険の経理処理

この2つを覚えていれば苦手意識はなくなるでしょう。

①退職所得に関する計算

以下の複雑な計算式を覚えなければならないですが、

退職所得控除額

(勤続20年以下の場合)
 40万円×勤続年数

(勤続20年超の場合)
 800万円×70万円×(勤続年数-20年)

※勤続年数が1年に満たない端数があるときは1年に切り上げる

だいたい使うのは勤続20年超えの計算式☝

●退職所得額

(退職金額-退職所得控除)×1/2

問題を解きながら徐々に頭に入れましょう!

②法人契約保険の経理処理

法人契約保険の経理処理は生保顧客資産相談業務でしか出題されず、必ず1題は出てきます。

だいたい穴埋め方式ですが、かなり経理処理の論点はかなり複雑でそんなに簡単には頭に入らないので、問題を解いて覚えていった方が攻略できるでしょう。

タックスプランニングの出題パターン

タックスプランニングで出題されるのは、「所得税の申告納税額の計算」です。

穴埋め方式で出題されますが、生命保険料控除、扶養控除、配偶者控除などの所得控除の知識を問われます。

それから生命保険の満期保険金や解約返戻金払い込まれたことによる一時所得の計算がだいたい穴埋めになっていますが、これが一番複雑。

一時所得
(振り込まれた保険金ー正味払込保険料)-特別控除50万円

●一時所得を総合課税に課税する場合の金額
一時所得×1/2

上記の計算式が頭に入れては忘れてを繰り返しますが、問題を解きまくって頭にたたき込みましょう。

相続・事業承継の出題パターン

相続・事業承継でだいたい出題されるのは、「相続税の計算」です。

相続税の計算はFP3級でも出題されているので計算方法は難しくないでしょう。

それに、表を穴埋めする方式で出題されるので表に従って記述すれば問題ないです。

たまに「贈与税の計算」が出題されるみたいなので、暦年課税相続時精算課税制度のしくみをしっかり把握して贈与税の計算問題にも対応できるようになりましょう。

まとめ

FP2級の生保顧客資産相談業務は、他の実技試験では出題されないような論点を覚える必要があります。

そして、全問記述で解答しなければならないため、論点を正確に把握して計算もイチから正確にやらなければならないところがかなり難しく感じます。

しかし、学科対策をする→問題をたくさん解く→出題パターンをつかむという流れを意識して勉強を続けていれば、気づいたら難しいという意識も薄れて合格点に到達できます。

最初は「自分に解けるんだろうか」と思った私でも気づけばできるようになっていたので、まずはやってみましょう!

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