FP1級(学科)の勉強は亀の歩みのように進めてE分野まで到達しました(令和4年5月現在)が、実はここまで来る途中にC分野で挫折しかけました。
亀の歩みの勉強模様はこちらに書いております↓
C分野、初見にはけっこう強烈です!!
それでもかなり時間はかかったものの、なんとか一通り修了できました。

C分野挫折しそう・・・。FP1級の勉強辞めるかも。
と思っている方は私の他にもいるかもしれないと思ったので、この記事では
・C分野のどこが挫折しそうだったか
・C分野をどうやって乗り切ったのか
について語ります。
私が挫折しかけたC分野とは?
冒頭からC分野とばかり言ってますが、「C分野って何?」というところから説明します。
C分野=金融資産運用
C分野とは「金融資産運用」のことでFPの学科試験で出題される6分野の1つです。
金融資産運用は名前のとおり、金融商品やそれらを活用した資産運用のしかたについて学ぶ分野です。
FP2級までは経済活動についての知識や金融商品のしくみについて勉強したように感じました。
しかし、FP1級は資産の運用成果をがっつり分析する能力まで求められている気がします。
覚えられない計算式が続々と出てきた
なんで私がC分野で挫折しそうになったかというと計算式がたっくさん出てくるから。
ただの計算式ではなく覚えられない計算式です。
どんな計算式かをわかっていただきたいので、きんざいさんの合格ターゲットから抜粋させていただきます。
(きんざいさんの合格ターゲットの詳細は
【FP1級学科】きんざい参考書と問題集のメリット&デメリット | 資格が趣味のアラサー主婦!モンのブログ (monnoblog.com)
で解説しています。)
序盤からこんなのが出てきたんです。

年複利の利回りの計算って√(ルート)出てくるのかよ!(*_*)
√(ルート)って高校以来書いてないよ!
とかなり戸惑ったところにさらに下を見ると、分母が(1+利回り)残存期間を累乗させる割引債券の価格を求める式があるではないか(@_@)
全然覚えられる気がしないよ~!
と心が折れました。
その後も似たような計算式が続々と登場し続けたのです。
極めつけはポートフォリオじゃ!
1番覚えられる気がしなかったのは、「ポートフォリオ」で出てくる計算式のあれこれです。
ポートフォリオは複数の資産の組み合わせという意味でしたね。
FP1級では、2つの金融商品を組み合わせて運用する時の運用成績を分析するためにいろんな計算式が出てきます。
ポートフォリオの初めに出てくる期待収益率の計算式がこうやって書かれていました。

何これ、Σ(シグマ)出てきてるよ!
と不穏な空気を感じていたら、その後も標準偏差を求める計算式は出来てくるわ相関関数は自分で計算しなくてはならないことが判明するわでこれは挫折する!!と思いました。
相関関数の計算についてはこちらにも書いています
そして、本当の極めつけはパフォーマンス分析!
FP2級に出てきたシャープ・レシオはなんとかわかったものの

トレイナー・レシオとか

インフォメーション・レシオとか

ジェンセンのアルファとか

ポートフォリオを分析する指標が他にも出てきたのです。
レシオ・レシオばかりで何が何レシオ?
とわけがわからないくらい混乱しました。
C分野は毎回毎回こんなことばっかりで
参考書でC分野を読み進める度に

(執筆者・作)
計算式のクセがすごいんじゃ!
私の中の千鳥ノブさんが叫んでおりました。

挫折しかけたC分野だけどなんとか乗り切りました
そんな難しすぎるC分野ですが、結局は挫折することなく一通り終わらせました。
どんなかんじで乗り切ったのか、実際に私がやってみたことを紹介します。
頭に入らなかったらすぐにググるかほんださん先生の動画を視た
「全然覚えられないよ~!」と思うことがあったらすぐにググるようにしていました。
証券会社などの投資に関連する会社のホームページで解説が書いてあり、この段階で納得することもありました。
それでもダメならほんださん先生!
ということで、ググっても納得がいく解説に出会えなければ「ほんださん東大式FPチャンネル」の動画を視聴。
計算式を簡単に覚える方法や私が一番わけがわからなかったレシオの区別についてわかりやすく解説されていました。
Twitterで教えを請う
C分野で最初に躓いた年複利利回りの計算式を理解できたのは、Twitterのお陰でした。

年複利利回りの計算式がわからないとぼらきのツイートしたにもかかわらず、フォロワーさんがなんでこういう計算式ができあがるのか丁寧に教えてくれたのです(/_;)
参考になるサイトのURLまで付けてくれて。
時にはTwitterで教えを請うてみるのも挫折しない方法の1つかもしれません。
「なんでこういう計算式になるのか」と考えるようになった
Twitterで教えていただいて気づいたのは、「なんでこういう計算式になるのか」が理解できると頭に入りやすいということでした。
それからは「なんでこうなるのか」と考えながら調べたり、ほんださん先生のお話を聞いたりしました。
ほんださん先生も「なんでこうなるのか」をメインに説明してくれているので、動画を見ると不思議と頭に入っていくんですよね。

わかったことは参考書かノートに書き込んだ
ググってわかったことや、ほんださん先生の動画の内容は参考書に書いたり、

ノートに書いたりしました。

FP1級は難しすぎて覚えては忘れてを繰り返すだろうと予想できます。
いくらその場でわかっても時間が経てばまた頭から抜けていく気がしてならないです。
そこで、少しでも「なるほど~」と思ったことは参考書に書き足して、参考書の空きスペースで足りなければノートに書いたりすることにしました。
以上の作業を繰り返してC分野を途中で挫折せずに終わらせることができたわけであります。
まとめ
こうしてC分野はなんとか終わらせたものの、期間は1ヶ月以上もかかってしまいました(^_^;
その理由は「理解するまで先に進まない」をモットーに取り組んだからです。
C分野の計算式はわからないからと先に進んでも、その先にまたわけのわからない計算式が出てきます。
わからないのループが続くと辞めてしまおうという気になるんじゃないかと危機感を持ちました。
そこで、1つわからない計算式が出てきたら何日かかってもいいからわかるまで対策するというやり方を採用しました。
そのお陰で挫折せずに今も勉強を続けられていられるのでしょう。
私と同じくC分野に挫折しそうな方は焦らず諦めず1つのことに時間をかけて取りかかってみてはいかがでしょうか?

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